まずタイヤを外します。今回はガレージジャッキではなく、普通のパンタジャッキを使ったんですが、この画像のようにタイヤの下に台座を挟みこんでおくとだいぶ楽になります。 |
これがR32スカイラインのリアキャリパー&ローターです。 手で動かしたくらいでは引きずりを起こしていることを確認することはできません。 |
キャリパーを外しました。 ブレーキラインの取り外しにはフレアレンチを使った方が安心です。 |
ブレーキパッドはこんなに小さいんです。 だけど70スープラのリアとかに比べると、やっぱり効きが違うみたいです。リアのキャリパーもスカイライン用に交換したいなぁ。 |
これはタイヤの空気を入れるための電動ポンプです。電源はシガーライターから取るんですが、これがかなり強力なんです。安いのに使える道具って感じですね。 今回はキャリパーのピストンを押し出すために使うんですが、すごく便利でした。(^^) |
ピストンを取り外した所。 ポンプの口をブレーキラインの取り付け口にはめて、スイッチオンすればOKです。スイッチオンする前に、ピストンとピストンの間に板切れを挟んでおいてください。飛び出す勢いがとんでもなく強いので、指を挟まないように気をつけて下さい。ダンボールを折りたたんだものを入れてもOKです。 あと、ピストンが抜けると同時にブレーキフルードが噴き出すので、目をつぶっておいた方がいいです。おいらは思いっきり目潰しにあいました。(^_^;) 目に入ると、結構しみるので痛いです(爆)。 |
ピストンを取り外したら、シリンダー内のピストンシールを取り外します。 小さいマイナスドライバーのようなものを使えばいいんですが、シリンダー内を傷つけないように気をつけて下さい。 |
取り外したピストンシール。 これはブレーキフルードがピストンの横からはみ出さないようにするものです。←合ってるかな?!(^_^;) あと、これには上下の違いがあるようです。取り外す時にどちら側が上についていたか確認しておいてください。あ、もちろん取り外したピストンシールは再利用不可ですよ〜。 全部ばらし終わったら内部をブレーキクリーナーで洗浄します。古いグリスが残っているとあまり良くありませんよね。 |
リアブレーキキャリパーOHキット。いつものようにカタログ風に並べました(笑)。 左上は、ピストントップからキャリパー本体に被せるカバーです。グリスがパッドに当たらないようにするためのものです。内側にはオレンジ色のグリスをたっぷりとつけておきます。 右上の針金のようなものは、今説明したカバーをキャリパー本体に固定するものです。カバーは蛇腹状になっているので、その折り目の上から挟み込みます。 真ん中左側がピストンシールです。これには赤い方のグリスを塗りこみます。 真ん中右側はブリーダーキャップです。古いものでも使えそうに見えますが、折角なので新品に交換します。 グリスはおいらが前にやったフロントの時に比べると、やたらと量が多いんです。(^_^;) 残すともったいないので、ベットリと付けました(爆)。 |
赤い方のグリスはピストンシールだけではなく、シリンダー内の凹みにも塗っておきます。 ちょっと塗りにくいんですが、キッチリと塗っておかないとOHの意味がなくなってしまいます。 |
ピストンシールを組み込んだ後、ピストンをシリンダー内に戻します。 ピストンには先にカバーを被せておきます。カバーの内側にはオレンジ色のグリスをたっぷりと塗りました。これだけ塗ればバッチリでしょう(笑)。 逆に多すぎてちょっと心配な気もしますが。(^_^;) |
ピストントップに被せてあったカバーを、針金のような部品を使ってキャリパー本体に固定します。 これを左右とも行えばOH完了です。(^^) パッドを組み込み、キャリパーをローターに取り付けたあと、エア抜きをしたら作業終了です。 エア抜きが不十分だと危険なので、しっかりとやりましょう! 作業終了後のインプレですが、ごすけさん曰く、ブレーキが良く効くようになったそうです。だけど、ブレーキの引きずりはフロント側でも起こっていたため、こすれる音はなくなりませんでした。(^_^;) 次回はフロント側のキャリパーOHを実施する予定です。 |