R32スカイライン用2ポットリアキャリパー取付の巻

 前回、フロントのキャリパーをR32スカイライン用の4ポットキャリパーに交換したのを覚えていますか?キャリパーを強化したのはいいんですが、フロントの制動力が大きくなりすぎてしまい、ハイスピードからのブレーキング時にかなりのノーズダイブを起こすようになってしまいました。このような状態だとハンドリングにも影響を与えてしまうと考え、前後のバランスを取るためにリアブレーキの強化を行うことを決断しました。

 リアブレーキの強化の方法は、フロント同様、R32スカイラインのリアキャリパーを流用することができます。もちろんポン付けなどできるわけないですから、ナイトページャーから売り出されているブラケットキットを購入して取り付けることになります。ローターは80スープラの17インチ用リアローターを使用します。
 ブレーキパッドはフロントと同じでプロジェクトμのHCチタンkaiを選択しました。もしかしたらリアの方が制動力が強くなってしまうかも?!と不安になりましたが、前後異なるパッド特性だといつブレイクするか分からないので怖いですよね。

 取り付けは結構時間が掛かりました。いや、正確には、サイドブレーキのシューの調整にだけ時間が掛かってしまったと言うのが正しいです。サイドブレーキのシューの調整方法が分からないと、いつまで経っても終わらなかったと思います(爆)。

 取り付け後のインプレは、4輪ともガッチリとブレーキが効くようになったのがはっきりと分かるようになりました。ノーズダイブもほとんど無くなりました。ガツンと強く踏めば4輪ともロックします。フロント側のパッドが温まるまではリアのほうがちょっと強い感じがしますが、あまり気になるレベルではありません。前後とも温まってきた時の感覚としては、ジェットコースターの最後で機体がロックされるようなイメージですね〜。元々ジェットコースターみたいなクルマなんですが(爆)。

 今回のキャリパー交換によって、当初のおいらの不安要素が無くなりました。(^^) しかし、前後ブレーキの効きのバランスについては個人の好みの問題もあると思うので、皆さんにお勧めできるかどうかは難しい所です。

これがR32スカイライン用リアキャリパーです。もちろんOH済みです。
塗装についても前回と同様にブラックにしました。クリアーも多めに吹いたのでピカピカです。(^^)
キャリパーをひっくり返した所です。パッド自体の大きさは70スープラ純正よりも小さいですが、2個のピストンでローターを押さえるために強い制動力を生み出すようです。
パッドについてはプロジェクトμのHCチタンkaiを選びました。本当はいろんなパッドを試してみたいんですが、長年同じ物を使っていると、別のものに変えた時にとっさの判断でブレーキの調整ができるか不安になってしまうんです。(^_^;)
これは70スープラ純正のリアブレーキローターです。
キャリパーはボルト2本で留まっているだけなので簡単に外すことができます。外したら台座の上に置いておいたほうが邪魔にならなくていいですね。ブレーキホースを外す時にできるだけフルードをこぼさないようにするためにも、準備したほうがいいです。
左側が80スープラ純正リアブレーキローターです。17インチキャリパー用なので、324φの大きさです。見るからに大きさが違いますね〜。
このローターはフロントと同じ大きさだったりします。そりゃ効きますよね。(^_^;)
外した70スープラ純正ローターの拡大図。
それほどレコード状の凹みができていませんでした。まだまだ使えそうです。
R32キャリパーを取り付けるためにはバックプレートの切断が必要です。
アーム類に刃が当たらないように気をつけながら切断してください。
ローターを付けたり外したりしてバックプレートが当たらなくなるまで削っていきます。
おいらの場合、上部は上の画像のように折り返しの部分を切断しました。
あと、フロントの時と同様にバックプレートを手で押して、ローターに当たらなくなるまで裏側に反らせます。
フロントの時みたいにセンターハブを削ったりしない分、作業量は少なめなので、ここは慎重に行いたい所ですね〜。(^^)
これはハブの下側から取った画像です。見難いですが赤い丸で囲んだ所にサイドブレーキのシューの張り加減を調整するダイヤルが付いています。
おいらはこの状態で一生懸命ダイヤルを回して調整しようとしていました(爆)。
このダイヤルはローターをつけた状態で回さないとベストな位置が分かりません。(^_^;)
整備士の人なら当然分かっているとは思いますが、おいらはしばらく悩みました(爆)。
キャリパーとローターを取り付けたところです。純正の時の画像と比べてみても大きさが全然違うことが分かりますね〜。
先ほど説明したサイドブレーキのシューの調整は、ローターのハブボルトの穴と穴の間に空いている穴にマイナスドライバーを突っ込んで行います。初め見た時に、この穴はなんだろう?と思ったのですが、最後になって、なるほど!と思いました(笑)。
ダイヤルの調整量は、シューがローターに密着した状態から、8コマ戻すのが良いようですが、これはシューの残り量によって変わってくるようなので、テスト&トライを何度か繰り返す方が良いと思います。
最後にホイールをつけた状態で撮った画像を載せます。
フロントの時ほどキャリパー逃げに付いては厳しくないようですが、17インチホイール装着は必須ですね。それから、ローターの内側の数センチの部分が使われないというのも同じようです。
また、キャリパーを交換してからブレーキダストが非常に多くなりました。(^_^;)
白いホイールを履いている人はちゃんと内側まで洗いましょう(爆)。

満足度100%!


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