カムカバーガスケット交換の巻

 あっくんによるGA70スープラのエンジン(1G−GT)のカムカバーガスケット交換のレポートです。1G−GTに限らず、走行距離の伸びたエンジンはガスケット交換が必須になります。自分のスープラのエンジン周りがオイルで滲んでいないか確認してみましょう。
 以下はあっくんによるレポート内容です。
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最近カムカバー周りのオイル汚れが気になり、洗浄して締め込んでもオイルが漏れが止まらないのと、プラグまでオイルがベットリでアイドリングも不安定になってきたのでカムカバーガスケット交換をしました。

カムカバーガスケットの交換は直列エンジンでは大抵は簡単です。
1G−GTの場合は1JZの様にタイベルカバーを外す必要もないので更に簡単です。

今回用意した物
 1.シリンダーガスケット (T-11213-88341) 1320円×2
 2.スロットルガスケット (T-17378-88340)  460円×1
 3.ワッシャー      (T-90210-07001)  180円×16
 4.シールパッキンブラック(液体ガスケット)
 5.スクレッパー
 6.ペーパーウエス
 7.パーツクリーナー
吸気菅類のクランプを緩め、吸気菅を留めているボルトを外します。
本来タワーバー等は外して作業するのでしょうが、体の大きい私は無理無くセンターまで手が届くのでタワーバーを外すなんて面倒な事はしません(爆)。
カムカバーを外した後でガスケットを剥がしていくとカスがカム部分に入ってしまいますので、必ずこの時点で貼りついたガスケットをスクレーパー等で削りおとしてください。
ガスケットを剥がし、洗浄後のスロットル部。(う〜ん綺麗)
この後、吸気菅を外し、プラグコードとカムカバーにボルト留めされているプラスチック部品、ブローバイガスの戻し等を行うゴムの配管、プラグカバーを外していきます。
プラグカバーは青丸の部分のボルト4本で留まっています。
カムカバーは赤丸の部分左右各8本、計16本で留まっています。
スロットル部に砂などが混入しない様にペーパーウエスで塞いでおきます。
他の配管も同様にしておきます。
ここでカムとご対面!!想像してたより汚い。(^_^;)
さらに汚い(汗)。ここで前使用者のオイル管理の悪さが露呈、こんなものか!!
カムに目立つ傷等がないか?綺麗に当たっているか等ひとしきり見てパッキンが当たる部分等をパーツクリーナーをしみ込ませたペーパーウエスで洗浄します。
前の写真と比べると綺麗になってるでしょ?
シールパッキンを塗布する前に赤丸、青丸等に残っている古いシール剤を剥がします。
そしてカムカバーガスケットが直角に当たる周辺(青丸部分)、片側ずつ作業するので前後4ヶ所に塗布します。もう片側も同じ作業となるのでシールパッキンを塗布するのは合計で8ヶ所となります。
新しいガスケットを組んで、新しいワッシャーで締め込みます。
今回ボルトは洗浄しただけで再利用しました。
何故かカムカバーが青くなってます(爆)。
外した部分を元に戻します。
気をつけなくてはならないのは、ホースバンドとは違いホースクランプは元付いていた位置と同じにしないとホース抜けの原因となります。
ホース自体を新品にしてしまえば関係無いですが(笑)。
スロットルガスケットと吸気管を取り付けます。
吸気管までも青くなってます!!(爆)
作業終了後のエンジンルームです。
何か騒がしいですね。(^_^;)

今回はプラグカバーガスケットは交換しませんでしたが、一緒に交換するのも良いでしょう。
また作業は砂埃りのたたないような所でしてください。
作業後のインプレは、プラグにオイルが付かなくなりアイドルも安定しました。
作業後10000Kmくらい走ってますが、カムカバー周辺のオイル滲みはほとんど見られません。


作業自体は非常に簡単な方になりますが、カムカバーといっても少なからずエンジン周りにでも手を入れるので多少でも不安のある方はお店に頼んだ方が無難ですね。


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