品名 | 部品番号 | 価格 |
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・シリンダーキット(フロント用) | 04479-14100 | ¥1.890 |
・シリンダーキット(リヤ用) | 04479-14110 | ¥1.890 |
・トヨタ純正ブレーキフルード(DOT3・500ml)×4本 | (某大手量販店にて購入) | ¥3.400 |
・エア抜きの際に必要になるブレーキフルードを受ける容器 | 約¥400 | |
・家にあったペットボトルをぶった切って作ったジョウゴ | ¥0 | |
・体力&気力(爆) | ¥0 |
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70は前後とも片押しの1ポッドキャリパーの為、部品点数は少ないです。 |
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では作業ですが、今回はリヤからやります。 ジャッキアップをし、確実にウマを掛けたらキャリパーをブラケットごと外します。14ミリのボルト2本で止まってます。 ブレーキラインは17ミリのスパナで緩めますが、リヤハブキャリアからブレーキキャリパーを外す前に、ブレーキラインをある程度緩めて、その後キャリパーを外すとすんなりと外せます。 |
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キャリパーからブレーキラインを外すと、ブレーキフルードがドバドバ出てきます。これを防ぐために、針金ハンガーを使ってブレーキラインの口を上向きにして吊り下げておくことで対処しました。 |
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外したキャリパーです。 パッドは結構残っていたので今回はそのまま使いました。 |
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更にキャリパーをバラすとこんな感じになります。 左からキャリパーブラケット・シリンダー・ピストンです。 オーバーホールする時はこのシリンダーに対して、シリンダーブーツなどのゴム部品をキットに入っている部品と交換していきます。 |
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これはピストンの拡大図ですが、横に多少赤サビがついていたので、1000番ぐらいのサンドペーパーで磨いて落したあと、ブレーキクリーナーで洗浄しました。 |
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いきなり組み立て終了後の様子です(爆)。 作業中は手がグリスまにれで撮影できなかったので、シリンダーブーツ交換の模様等は、たいらあさんのキャリパーOHレポートを御覧ください。 |
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確実に組み立てが完了した事を確認したら、キャリパーを組み付けます。 ブレーキラインをねじれない様にキャリパーに装着させます。 ちなみに微妙に黒光りしているのは、ブレーキフルードを吹きまくった直後に撮影したからです(爆)。写真は左側ですが右側も同様の作業をします。 |
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さて、リヤが完成したら今度はフロントです。 まずは裏側に12ミリのボルト2本でブレーキラインがブラケットによって固定されているので緩めておきます。 |
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ブレーキラインのブラケットを外したら、17ミリのボルト2本でキャリパー本体が固定されているので緩めます。そうするとキャリパーがハブキャリアから外れますので、14ミリのボルトを緩めてブレーキラインを外します。 フロントはリヤと違って、ラインがねじれないので普通に緩めれば外せます。 |
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これが外したフロントキャリパーです。 スリットローターを入れている影響で、ダストまみれになってます。 |
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問題の右側フロントキャリパーですが、ピストン側(写真奥側)に比べて、反対側(写真手前側)のパッドが極端に消耗してます。 回転が渋かったのは、写真手前側のパッドを引きずっていたためだと考えられます。ここまで消耗していると危険なので、スペアで持っていた純正パッドに交換します。 |
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そして、パッドを引きずってしまっていた直接の原因と思われるのが、キャリパーがスライドするシャフトです。劣化したグリスが固着し、潤滑作用がなくなっています。これを洗浄し、新しいグリスを塗りなおします。 |
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一方、左フロントキャリパーの消耗はこんな感じでした。こちら側はそんなに減ってませんでした。 リヤ同様、洗浄し、ピストンブーツなどのオーバーホールキットの新品パーツと交換していきます。フロントはリヤに比べてピストン・シリンダーが大きいため、若干作業しやすいです。 |
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一通り終え、各所に問題が無い事を確認したら車体にキャリパーを組み付け、最後にエア抜きをして完成です。キャリパーからフルードを完全に抜いた状態なので念入りにエア抜きします。 各所に問題が無い事を確認したら、試乗してみて、異常が無い事を確認しておしまいです。 |