ウイングラジエター工房製 銅3層ラジエター取付の巻

 サカイ@JZA70さんによる3層ラジエターのDIY取付レポートです。おいらがラジエターを取り付けた次の週にこの作業を行なったので、基本的には同じ作業内容となっていますが、おいらのレポートで書いていない所を重点的に記述してもらっているので、内容は充実しているものとなっています。是非参考にしてみてください。

 以下はサカイ@JZA70さんによるレポート内容です。
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今回、私のスープラに3層ラジエターを取り付けることにしました。その理由は、ブーストアップしたタイミングと同時に水温計を取り付けたところ、アクセル全開にした時にあっという間に100〜110℃まで水温が跳ね上がってしまったからです。
 更に、純正ラジエターは2層とはいえ、アッパータンクとロアタンクが強化樹脂で出来ており、これが経年劣化のせいかヒビ割れが目立ってきたのも交換理由の一つです。
 また、今回の作業ではLLCを抜きますので、一緒にサーモスタットもローテンプタイプのものに交換してオーバーヒート対策を図りました。

ラジエター交換の手順は以下のようになります。
1.ジャッキアップ。基本はここから。
2.ラジエター下部のコックを緩め、LLCを抜く。
3.ラジエターファンシュラウドを取り外す。
4.ラジエターを取り外す。
5.ラジエターファンシュラウドを仮留めする。
6.ラジエターの取付及び各部のボルト類の本締め。
7.LLC充填・エア抜きの実施。
8.水漏れない事確認しておしまい。

※画像がありませんが、6と7の工程の間にローテンプサーモスタットの交換も行いました。

用意した物
・ラジエター本体
・LLC(4リッター位)
・エア抜きに使用する2リッターペットボトル(底はカットしておく)
・濡れてもいい作業着(爆)
・着替え(爆)

 作業自体は構造が分かっていればさほど難しくは無いんですが、ちょっと面倒です。というのも、1JZはエンジンファンが油圧式なので、ラジエターを外すとなると本来はファンを外さないと駄目だからです。
 しかし、知恵の輪の要領でうま〜〜くやればファンはそのままでラジエターだけを引っこ抜くことができます。 ここまでうまく行ったとしても、3層ラジエターをはめる事が出来ないので結局カットすることになりますが。
 水物の作業なので衣服が濡れるのは覚悟しておけばオッケーですが、経験者が居た方が助かります。(^^A


 ドレンからLLCを抜き、更にアッパーホースを外したところ。
 ラジエターとファンシュラウド。これさえ上手く切り離せればラジエターを引っこ抜くのは簡単です。
 問題のエンジンファン。
 無事に外れた(?)純正ラジエターです。外側はマメに洗い流してたつもりですが随分汚れてました。
 右が純正、左がウイングラジエター工房製3層ラジエター。厚みからして全然違いますね。でも実際手にとってみると思ったよりも重くはないです。
 指差してる赤いカプラーは、純正の水温センサー(と思われる)。これはスパナで緩めて取り外し、新しいラジエターにそのまま移植する必要があります。
 外した水温センサーを移植する前に、シールテープを巻いて水漏れを防止します。
 いよいよ3層ラジエターを装着!こういう感じに余っている段ボールでコアをカバーしてあげればコアに傷がつかなくて良いですよ。結構コアのフィンが軟らかいので慎重に。。。

 その後LLC注入&エア抜きをやって、無事取付が完了!
 満足度 100%!


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