ユーザー車検に挑戦の巻

 おいらのスープラは4回目の車検を迎えました。いつもはオヤジの知り合いにお願いしていたんですが、今回はユーザー車検に挑戦してみました。というのも、前回の車検の時に、「これ以上このクルマをいじったら、ウチでは車検を受けないぞ!」と言われてしまったからなんですが(爆)。
 しかし、おいらはユーザー車検なんてやったことはありません。果たして初めてのユーザー車検はうまく行くのでしょうか?(笑)

 今回のユーザー車検大作戦には、車検を通すことよりも大切なミッションがあります。それは、「軽量化して車両総重量を1.5t以下にし、重量税を安くすること!」です。ただ車検を通すだけでは面白くないですよね〜(笑)。

●車検前日までにやったこと
 ・車検の予約(電話を掛けると自動音声応答で予約ができます。あと、構造変更はナンバー所轄の陸運局でしか受けられません。)
 ・触媒戻し(細かいことは聞かないで(笑))
 ・下回り清掃(当日は雨が降ってしまったので意味無いですが)
 ・軽量化(以下の表を参照)
 ちなみに車高はそのままです。普段の状態で最低地上高が9cm確保されています。車高が上がったのは、軽量化の効果もあるかもしれません。

品名 重量 コメント
ロールバー 21.3Kg 7点式。パッド付き。
ロールバーあて板&ボルト類 3Kg 他に外した部品のボルトも混ざってました。
4点式シートベルト × 2 3Kg 運転席側&助手席側
ターボR純正ホイールナット 10個 1Kg なぜか車内にありました(笑)。
パタパタ君 0.2Kg ナンバーを純正位置に戻したため外しました。
フロントフロアカーペット 2.5Kg 意外と重いんです。
リアシートベルト × 2 2Kg リアシートレスにもかかわらず残っていました(笑)。
トランク内装一式 5Kg 樹脂で出来ているわりには重いです。
トノカバー 2.5Kg トランクを開けた時にカーテンみたいになっている奴です。
トランクカーペット 2Kg 外すと燃料ポンプの音がやたらと響きます。(^_^;)
CD/MDオーディオ 3Kg 車検の時だけは音楽無しで我慢しました(笑)。
CDチェンジャー 3Kg オーディオが無いのであっても意味無しです(笑)。
リアスピーカー × 2 4Kg 一番後ろのスピーカーです。
フロアマット × 3 2Kg 運転席部分だけは残しました。
リアタワーバー 1Kg 気が付いたらいつの間にか外されていました(爆)。
アンダーコート(フロント) 8.8Kg アンダーコート剥がしのページを参照
リアスポ(GTウィング) 2Kg 純正リアスポはもう少し重いかも。
荷物いろいろ 6.5Kg 地図とか懐中電灯とか洗車セットとか・・・
合計 72.8Kg 予想をはるかに越える結果となりました。(^^)


 おいらのスープラは、前回の車検で構造変更を行ったため車両総重量は変わっていて、1570Kgと登録されていました。70Kg軽くなれば1.5t切れるのですが、重量は10Kg単位で測定されるので、ちょっと多めに見積もって90Kgは軽くなってないとミッションは完遂することはできません。

 この軽量化以外にも、ボンネットがFRP製となったことと、ホイールが3ピースから1ピースのホイールになっているので、上の測定結果よりも軽くなっているはずです。(ちなみに、スペアタイヤと車載工具は車重測定の際には降ろされます。なので、ここではあえて省いてあります)
 計算上では結構軽くなったみたいだけど、予定の90Kgまで届いているかちょっと不安です。ここで、おいらのHPからリンクを張らせて頂いている「おじゃまんさん」のアドバイスを実行しました。これで間違いなく90Kgは突破していることでしょう。詳細については諸般の理由のため、ここでは詳しく触れないでおくことにします。


○車検当日
●朝8時 起床
 前日に触媒戻しで作業したマフラーが、車体が揺れるとミッションマウントサポートに接触していました。ゴツゴツ音がなってうるさいのと、車検の下回り検査で引っかかりそうなので、もう一度位置合わせを行いました。

●朝8時半 出発準備
 車検に必要だと思われる持ち物をクルマに詰め込みました。
・車検証が入っているビニールの入れ物一式
・小さいドライバー(光軸合わせ用)
・大小スパナ
・車載ジャッキ
・お金(10万円)1.5t切れなかった時のために多めに持って行きました(笑)。
・ハンコ(認印)

●朝9時 自宅出発
 前日の夜に土浦車検場の場所を確認したら、自宅から1時間ほどで到着できることが分かりました。だけど、車検場が何時から始まるのか分からないため、この時間を出発時間としました。(後日注:土浦車検場は朝9時前から受け付けているようです)
 出発する時はすでに雨がザァザァ降ってました。折角下回り清掃したんだけど意味無しです。(^_^;)
 それから、車検場に向かっていく途中で、マフラーがまたゴツゴツ言い出しました。下回り検査で引っかからないか心配になってきました。不合格になって、雨降る中、クルマの下にもぐるのは考えたくないです(笑)。
 あと細かい所ですが、途中でウォッシャー液を出し切りました(笑)。満タン近く入っていると2Kgはありそうですよね〜。雨の日なのにウォッシャー液出しまくりは周りから見ると異様です(爆)。

●朝10時過ぎ 土浦車検場到着
 迷うことなく車検場に到着!すでに車検場の中はたくさんのクルマで溢れかえっていました。しかもあいかわらず雨は強いです。駐車場の遠い所しか空いていなかったので仕方なくそこへ停めました。
 写真は到着直後のまままスープラ。車検用にノーマル風になって、ちょこんと大人しくしています(笑)。


●朝10時30分〜 書類作成
 車検場に到着したけど、まず何をしたらいいか分からなかったので、とりあえず「A」と書いてある建物に入りました。いろいろ聞いてみたら「C」の建物で書類を買ってこないといけないことが分かりました。
 早速「C」の建物の代書屋さんのところで用紙を買いました。用紙代30円を払い、意気揚揚と「A」の建物に戻り、どう書けばいいか聞いたら、構造変更の場合は別の用紙が必要だとのこと。もっと早く言ってよ!(ーー;)
 また「C」の代書屋さんで構造変更用の用紙を買いました。用紙代35円。安いから全然構わないんだけど、別の建物だから雨の中を行き来するのが大変です。(^_^;)
 「A」の建物に戻って必要事項を記入し、車検証を書類検査のオジサンに渡しました。「24ヶ月点検の用紙は?」と聞かれたので、前日にみんなであれやこれやと言いながら書き上げた用紙を出しましたが、チラッと横目で見ただけで全然チェックされませんでした(爆)。
 今度は印紙が貼っていないと指摘されて、またまた「C」の建物に。。。書類が濡れないようにしながら走ります(笑)。気をつけないとクルマに跳ねられますので気をつけて(爆)。今度は印紙屋さんで自動車検査登録印紙を買います。印紙代1500円
 またまたまた「A」の建物に戻り、ようやく車検を受けてもいいよと言われました。(^_^;)
 構造変更なので、一度構造変更ラインで検査を受けてから、通常継続検査ラインに入ることになります。

●朝11時15分〜 構造変更から記載変更へ
 スープラに乗り込み、構造変更ラインへ進みます。継続検査ラインは大渋滞なのに、こちらは誰も居ないのでスイスイと進めます(笑)。中に入ったら検査官も居ませんでした(爆)。
 しばらく待っていたら若い検査官がやってきました。書類を渡したら、まず外観検査が始まりました。先端に四角い鉄の塊がついた棒でホイールをコンコンと叩いています。これが検査なんでしょうか。(^_^;)
 次にコーションプレートを確認するのでボンネットを開ける必要があります。ボンピンを外してボンネットを開けたら、検査官は固まっていました(笑)。別の検査官がやってきて何かゴソゴソ言ってましたが、若い検査官はそれを無視して次の検査項目へと進みました(笑)。特に何も言われなかったので一安心(爆)。
 ウインカー、ハザード、コーナーライト、ブレーキランプ、バックライトの検査が無事終わった所で、「これって構造変更は受けられないよ。」
 なぜなぜ????と思って聞いてみたら、車重だけの変更は構造変更にはならないとのこと。構造変更が認められるのは、全長、全幅、全高、乗車定員が変わらないとダメだそうです。(他にもあったけど忘れました)
 おいらのスープラは前回の車検で乗車定員が変わっています。車高は車高調などのスプリングで変更しているものは対象外になったので無理だそうです。車検も楽になったけど、こんな所でハマるとは思いませんでした。(^_^;)
 おいらが悩んでいると若い検査官がいろいろ相談に乗ってくれました。「車重変更だけしたいなら、記載変更でいけるよ。」
 まさに天の声でした。(^^) 早速別のラインに入り、車重を量ってみることに。。。大きなプレートの上にスープラを停め、車載工具を降ろし、ドキドキの車重測定です。すると、、、なんと1440Kgでした〜!(^o^)丿
 予想以上の軽さです。自分でもビックリしました。これで重量税が安くなったぞ!と心の中でバンザイをしていました(笑)。
 このあと若い検査官が記載変更のため、いろいろと書類を作ってくれました。車重変更の理由を考えなくてはいけないそうです。本当にこの若い検査官の方にはお世話になりました。感謝してます。m(__)m

●朝11時40分〜 安くなった重量税
 若い検査官の方にお礼の言葉を言い、車検証変更のために「A」の建物に戻りました。
 受付で書類を渡すと10分くらいで新しい車検証が出来上がりました。これにはしっかりと「記載変更」と書かれています。続いて「C」の建物で重量税を払いに行きます。今度は雨の中でもニコニコです(笑)。
 印紙屋さんの女の人に書類を渡すと、変な顔をして別の人に聞きに行ってしまいました。ちゃんと車検証に書かれているのに信用されていません(笑)。でも、ちゃんと重量税は安くなっていました。自動車重量税印紙代37800円

●12時〜1時 昼飯
 重量税を払ったらちょうどお昼になってしまいました。検査ラインは1時から再開するようなので、諦めて近くのモスバーガーへ行きました。

●1時〜 継続検査へ
 記載変更は構造変更ではないので、車検証が変わったあとは通常どおり継続検査を受けなくてはなりません。結局、用紙は2種類必要だったんです。無駄にならないで済みました。(^^)
 1時ピッタリに検査ラインに着くと、先ほどの若い検査官の人が迎えにきてくれました。無事に重量税が安くなったことを告げるとお互いにニッコリしてしまいました。(^^)
 おいらははじめてのユーザー車検だったので、音声ガイダンス付きのラインに入ることになりました。外観検査とコーションプレート確認は済んでいるので、すぐにヘッドライト検査へ進みます。
 停止位置で停まると、何やら変な機械がヘッドライトのところで止まりました。光軸検査をするようです。ハイビームにしていると左右の検査が終了していました。結果は「○」。絶対に一回で通らないと覚悟していただけに驚きでした。
 次はブレーキ・サイドスリップ・振動検査です。シャシダイみたいなところにクルマを載せると、いきなり台座がグラグラ揺れました。ビックリしましたが、これは振動検査なんです。これも無事合格。次にスピードメーターを見ながら速度を上げます。40Km/hになったところでパッシング。これも一発合格。デジタルメーターが付いているので楽勝です(笑)。
 次はブレーキ検査。スピードを上げていって合図が出たら思いっきりブレーキを踏みます。これも一発合格。R32キャリパーの威力を見たか!(爆)
 今度は下回り検査。クルマを前に出して、次の検査ポイントでクルマを停めます。クルマの下から棒でコンコン叩く音がします。これも何事もなく合格。マフラーの干渉についても指摘されませんでした。(^^)
 前にクルマを出していいよ〜と言われたら、前はすでに出口でした。これで車検終了だぁと思ったら、排気ガス検査を忘れているとのこと。実はブレーキ検査の時に一緒にやるはずだったみたいです。もう一回ラインの最初から戻ってやり直しです。やり直しといっても排気ガス検査の所までスルーで進んでしまってOKなんです。
 排気ガス検査は触媒がついているから全然問題無いだろうと思っていたんですが、結果は「×」でした。。。思わぬところで不合格となってしまいました。(^_^;)
 再検査は何度でもできるんですが、排気ガス検査の対処の仕方なんて分かりません。そこで、速攻ですぷらさんに電話!「排気ガスセンサーは奥まで入れずに出口付近に置くこと」とアドバイスを貰いました。そういえば、おいらは思いっきり奥に入れていたなぁ(笑)。あと、アイドリング中に濃い排気ガスがマフラーに溜まっていることが多いので、「測定直前にエンジンを空ぶかしすること」とアドバイスも貰いました。
 ブオンブオン空ぶかししながら、測定位置に付きます(笑)。検査場はやたらとうるさくなってしまいました(笑)。クルマから降りてセンサーを入り口付近に持っていきます。一瞬「×」のマークが出ましたが、すぐに「○」のマークに変わりました。おかしいなぁと思いながら、最後の書類検査を受けたら、「ギリギリだったよ。今度はちゃんと整備するんだぞ。」と言われました。どうやらオマケしてもらえたようです。(^_^;)
 これで終わりだぁと思っていたら、自賠責保険を払っていないとの指摘を受けました。あれれ、こんなの何も言われなかったぞ〜、と思いながらも仕方なく「C」の建物に戻ります。自賠責保険27600円を払ってから、検査ラインに戻ると合格印がもらえました。これで晴れて新しい車検証をもらえることになります。

●1時45分〜 新しい車検証
 すべての検査が終了し、「A」の建物に入って書類を全部渡します。ここでも10分ぐらい待ちましたが、今度は時間など気にしないので余裕です(笑)。名前を呼ばれたら、新しい車検証をもらえました。車検証の記述にも、総重量が1440Kgと書かれているし、重量税の金額が「37800円」に変わっています。(^^)
 下の画像は新しい車検証です。画像をクリックすると拡大されます。


●2時〜 車検場からお別れ
 結局この日はず〜っと雨でした。思えば何回「A」の建物と「C」の建物を往復したんだろう・・・(笑)。
 でも、結構苦労したわりには、2時には全部終わったんですね〜。実質3時間掛からなかったことになります。記載変更せずに最初から継続検査を受けていたら、間違いなく午前中には終わっていたと思います。あと、検査がほとんど一発で合格したのが大きいですね。光軸やスリップ検査で不合格だったら、近くの予備検屋さんで調整してもらう必要があったんですけど、それも不要だったのが大きかったです。(^^)
 自宅に到着したのは3時ちょっと過ぎでした。最後に新しい車検シール(名前は忘れた^^;)を貼って完了です。(^^)

●車検に掛かった費用
 ここで、掛かった費用と通常検査の比較をしてみましょう。

  ディーラー等の車検 通常のユーザー車検 今回のまままの車検
24ヶ月点検料 約30000円 0円 0円
車検手続代行料 約8000円 0円 0円
自賠責保険料 27600円 27600円 27600円
自動車重量税印紙代 50400円 50400円 37800円
自動車検査登録印紙代 1500円 1500円 1500円
用紙代 0円 65円 65円
予備車検料 0円 約3000円 0円
合計 117500円 82565円 66965円

 ディーラーの24ヶ月点検料と代行料と、予備検の費用は大体これくらいだろうということで書きました。もっと安いでしょうか?!
 比較結果は、合計を見ればユーザー車検の方が安いことは一目瞭然です。一日大変な思いをして車検を受ける必要がありますが、こんなに安く車検を通せるのであれば自分でやってみたくなりますよね!ただし、普段のメンテはしっかりとやる必要があるのは言うまでもありません。
 しかし、重量税が安くなったのは大きいです。車検が7万以下で済んだんですからね〜。多めに持っていったお金の余りは、丸々浮いたようです(笑)。しかも、重量税はこれからもずーっと37800円のままなので、次の車検もユーザー車検ならこの金額です。軽量化でがんばった甲斐があったというものですね。(^^)



 このような流れで、まままのユーザー車検は無事に終了しました!重量税も安くなったので、ミッションコンプリートです(笑)。
 これを見た人もユーザー車検に挑戦してみてはいかがですか??簡単ですよ〜。(^^)



 ※車検を受けてからレポートを書くまで大分時間が経ってしまったので、忘れてしまっている所や間違いが多数存在します。ご了承ください。(^_^;)
 ※内容に間違い等ありましたら、メールか掲示板でご指摘ください。m(__)m




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