F−CON Vプロ(金プロ)バージョンアップの巻

 ままま号はF−CON Vプロ(通称:金プロ)で制御されています。
 当時は結構マイナーでしたが最近は多くのクルマに取り付けられていますね。
 きめ細かな制御が可能ってことでチューナー側からの人気があるのも理由の一つでしょう。

 しかし、、、この金プロにも弱点(というかバグ?!)がありました。
 それはバッテリー容量が低い時にエンジンを掛けようとすると、燃調などのマップの一部を壊してしまうというもの。
 あまり大きくは公表されてはいませんが、同様のシチュエーションで同様の事象が発生していることがネット上で報告されています。
 マップの一部を壊すといっても、エンジンが全く掛からなくなるほど壊れるわけでもなく、徐々に侵食していくというイメージの方が正しいかもしれません。
 と言うのも、うちのスープラもある回転数で失火するという事象が発生していたのですが、今回の対処をきっかけに発生しなくなったからです。で、よく考えるとその頃にちょうどバッテリーが上げたことがありました。
 また、最終的にこれに気づいたのは、ちょうどバッテリーが上がった直後にエンジンを掛けようとしたらエンジン始動不可になったからです。バッテリーの充電をしてもダメ、ポンプもOK、プラグもOK、純正CPUもOK、、、最後は、、、Vプロ?!ってことで大当たりでした。

 ままま号に取り付けられているVプロは初期型で、バージョン3.0です。そして最新型はバージョン3.24です。この最新バージョンでは同事象への対処がなされているようです。
 その途中に3.1とか3.2とかあるらしいのですが、どの時点で対処がなされたのか分からないので、古いバージョンを使用している人は保険と思ってバージョンアップした方がいいかもしれないですね。

 ちなみに、最新バージョンの3.24では色々な機能が追加されているようですし、バージョンアップと同時に性能向上を図ってもいいでしょう。
 なお、バージョンアップはHKSのプロショップでしか受け付けてくれないので注意。


2009/4/9追記
金プロのバージョンアップを行なうと、内部データが一度初期化されてしまうので元データを再度ロードしてあげる必要があります。
この時に気になるのが、バージョンアップしたのに元データをそのまま使って問題ないか?というところですが、基本的に下位互換性があるので元データをそのまま使うことができます。
もちろん、新バージョンに追加された機能に関するデータはセットアップされていないので、新しい機能を使いたいならその部分だけはセットアップが必要になります。

また、2009年2月末で3.0から3.24へのバージョンアップの受付が終了されたようです。
これから中古の金プロを買うときは3.1以降であることを確認し、すぐに3.24にバージョンアップするほうがいいですね。
当然、3.1からのバージョンアップもじきに受付終了となることは必至ですので、とりあえず中古金プロを買う場合は注意が必要です。


F−CON VProの前面カバーを外した時にピンク色の丸いシールが貼られていたら、バージョン3.24です。
その他のバージョンだと色が違っているようです。
初期型の3.0だとシールはありません。
またシリアルナンバーでバージョンを判断する方法もあります。詳しくはHKSのHPへ。


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